システム運用管理ツールの導入を検討

手動ではなく全てを自動化させる

システム規模が小さければ、運用・管理を手動で行う中小企業も少なくないでしょうが、今やコスパ最強と呼べるシステム運用管理ツールがちゃくちゃくと検討されています。自動化できる部分を任せるだけですが、効率化を図るやり方は大企業では当たり前になっています。もちろん、単一のツールではなくトータル導入することがポイントにもなっています。ちなみに、導入したことによって、どんなことが改善されるのかといえば、まずは、システムの保守管理業務の統合でしょう。さらにIT管理コストの削減も期待できます。例えば、システム機能や管理項目に応じてそれぞれ検討しているのであれば、それぞれ使い方を覚え、対応手順を覚えるなどの手間がかかりますが、トータルで検討するならば、一元管理ができます。たとえトラブルが発生したとしても、その状況を切り分けることなく対処手順も統一化されていますから、ミスなくクオリティの向上が期待できるでしょうし、運用管理に関わる人材削減による人件費の問題もクリアできます。

必要な専門家が数名で事足りることもある

システム運用管理の対応(稼働)は24時間365日でも、ツールによって夜間や休日はシステム監視のみにして、異常が見られれば、管理者へ緊急通知する仕組みを構築することもできます。どうしたって、アルバイトを雇ったところで、運用管理には知識とスキルが必要です。それだけの人材が必要になるだけでなく、稼働率が高くなるほど運用管理に必要な専門職の人材不足も懸念されます。トータルで検討する理由は人材削減効果があるからです。多数のソフト・ハードウェアを使う大企業も、数名の運用管理者で管理を賄っているのも事実なようです。

どんな場合におすすめできるかを考える

システム運用管理ツールを導入することで得られる利点があるとすれば、かかるであろうコストを検討しても、費用対効果を得られる点でしょう。もちろん、バリエーション豊富に製品があり、そこそこで抱えているシステムの規模で選定すべきものは異なります。ですから、自動化したい運用管理の範囲に適しているか、特徴を理解しましょう。例えば、監視・資産管理・チケット管理システムの連携によって、自動登録・更新が行えるものや、クラウドでもオンプレミス環境でも利用ができ、システムと業務フローの見える化も可能なものがあります。ほかに、監視と運用を簡略化したいと考えているなら、複数のサブシステムで構成されているものも検討してみましょう。WEBサイト監視、閲覧するユーザー視点での監視にはパフォーマンスを含め、社内インフラ監視機能まで付帯されているものがおすすめです。検討を考える企業としては、サーバー管理の負荷やコストを抑えたい企業ですが、数万台といったクライアントを抱えているならおすすめです。